【ツアー報告】<緑の地球ネットワーク>2017年春の黄土高原スタディツアー


4月8日(土)〜13日(木)に
緑の地球ネットワーク「2017年春の黄土高原スタディツアー」を催行しました。

今年の春より、緑の地球ネットワークが中国山西省大同市から河北省張家口市蔚県で新たに緑化協力を行うため、白川がツアーに参加し、現場を見てきました。

緑の地球ネットワークは、1992年から中国で緑化協力を行なっているNPO法人です。詳しくは、【緑の地球ネットワーク】のホームページをご覧ください。

〜 4月8日(土)〜 いざ、中国へ出発!

参加者の方々が関西空港、中部空港、羽田空港から北京空港に集合。
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(北京空港の集合場所にて)

北京からツアー拠点地の河北省張家口市蔚県蔚州へ移動。
途中、万里の長城が見られ大興奮!
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(万里の長城の一部)

バスで4時間ほど走り、蔚州に到着!
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宿泊先は蔚州賓館。蔚県政府招待所としても使われています。
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初日は、移動で終わりました。
移動の疲れを癒すのは、美味しい食事とお酒です。みなさんと「ガンペイ(乾杯)」です!(「ガンペイ(乾杯)」したら、コップにある飲み物を一気に飲み干すことが中国の慣わしです。)
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(夕食風景:「ガンペイ(乾杯)!」)

〜 4月9日(日)〜

■蔚州博物館見学

見上げるほど大きな入り口!
さすが中国、歴史が長いだけあって博物館もとても広かったです。
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(蔚州博物館見学正面入り口にて)

館内は写真撮影が禁止だったので、中の写真はお見せできませんが、国宝級の物がたくさん展示されていました。中には、お釈迦様の骨が入っているとされる金舎利もありました。

■暖泉鎮西古堡見学

明末期、清初期にできた古い村です。
その時代の建物が現在も残っていることに大変驚きました。

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(地蔵寺)

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(地蔵寺から臨む町並み)

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(地蔵寺から町の方へ)

〜 4月10日(月)〜

■朝のお散歩

朝7時にホテル近くの公園に散歩しに行きました。
公園では多くの老若男女が運動していました!
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(軽快なリズムに合わせてエクササイズ!)

私たちも健康器具で汗を流します!
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(楽しそうに揺れる緑の地球ネットワークの東川さん)

■起工式に参列

張家口市蔚県柏樹郷永寧寨村のプロジェクトの起工式が行われました。
蔚県のテレビ局からの取材もありました!
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(緑の地球ネットワークの前中久行代表のスピーチ)

■植樹活動開始!!

人生で初めての植樹です。
スコップの扱いに慣れていないため、それを見かねた地元の方に助けていただきながら、なんとかアブラマツを植えていきました。
予想以上にアブラマツの苗木は重く、足場の悪い急斜面を歩くのは大変でした。
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(白川が植えたアブラマツ)

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(植樹風景)

■柏樹郷中心校で交流会

柏樹郷中心校の子どもたちと交流をしました。
小学校5,6年生のクラスでしたが、コミュニケーションは簡単な英語と筆談で行いました。
あらかじめ、絵を描いてきてくれていて、一緒に塗り絵をしました。
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(柏樹郷中心校)

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(「緑色家園」というテーマで絵を描いてくれました)

〜 4月11日(火)〜

■植樹活動2日目

「中国は黄砂が吹き荒れているのでは…」と思っていましたが、その考えを吹き飛ばす程、きれいな青空でした。

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(植樹活動地の永寧山から臨む景色)

永寧山の標高は1,200mほどあり、この日は風が強く、砂が体中にぶつかってくるほどでした。土は硬く、掘ると大きな石にぶつかり、なかなか思うように穴を掘れません。さらに場所が急斜面なので、バランスを保つのも一苦労でした。10本ほどのアブラマツを植えて終了しました。

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(植樹後、地元の方々と一緒にパシャリ)

■飛狐峪見学

飛狐峪と呼ばれる峡谷に行きました。
峡谷には道路が敷かれており、車で通ることができます。
奇観と呼ばれるだけあり、面白い形をした岩や、「どうしたらそんな穴が空くのか?」と思う岩がありました。
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日中戦争時代、日本陸軍の補給兵がこの飛狐峪を通り、中国の兵隊によって殲滅させられた場所でもあるそうです。中国に来て、初めて日本と中国の戦争の跡地を訪れました。

■剪紙(切り絵)

剪紙(切り絵)は蔚県の名産物です。
一枚の紙から作られており、道具は、自転車のスポークをナイフ状に尖らせたもので、手作りだそうです。

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(2022年開催の冬季北京オリンピックを記念した作品)

剪紙(切り絵)に挑戦!
線を引くように切るのではなく、一つずつ穴を空けるようにして切ります。
紙が8枚重なっているので、力をいれないと最後紙が抜けません。
中々、根気のいる作業でした・・・!

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(にわとりの切り絵に挑戦。切る道具は自転車のスポークを加工したもの)

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(黙々と切っている参加者の方々)

〜 4月12日(水)〜

■蔚州古城(蔚県旧市街)見学

元明代に創建された建物がいくつもあります。
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(蔚州古城の地図。スタートは釈迦寺です)

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(城壁街に位置する釈迦寺)

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(美しく装飾された天井)

南安寺塔は遼代(1111年)に創建されました。
蔚州古城のシンボルマークのように、高くそびえ立っています。
蔚州博物館には、南安寺塔の地下空間にあった宝物が展示されています。
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(なんとこの南安寺塔、出入り口を探しても見当たらないのです・・・)

蔚県古城の一番の見所である玉皇閣。残念ながら、工事中でした・・・。
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(玉皇閣)

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(蔚州古城の街並み)

この日で、蔚県滞在は終了。バスでまた4時間ほどかけて北京に向かいました。
北京での最後の晩餐も、お腹いっぱいになるまで食べました。
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(北京での最後の晩餐)

通訳兼ガイドの崔さんは、ラグビー選手の五郎丸氏に似ている!ということで、最後にお決まりのポーズをやってくれました。
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(中国の五郎丸選手、崔さん)

〜 4月13日(木)〜

■さあ、日本へ!のはずが、空港で4時間待ち・・・。

北京空港の整備のため、関空・東京組の全員の飛行機が遅れました。
夕方には日本に着いているはずが、到着は21時頃となりました…。ですが、機内からとてもきれいな満月が見られました。飛行機から見ることはめったにないので、興奮しました(笑)
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(きれいな満月!でしたが、写真をうまく撮れず…)

 

■■□ーーーーーーーーー  感 想 ーーーーーーーーー□■■

人生で初めて訪れた中国で、生まれて初めて植樹をしました。
自分でも中々ない“人生初めて”の組合せだと思います。

ツアーを終えて感じたことは、「幸せ」でした。そのときは、言葉にうまく言い表せませんでしたが、「心がホカホカするとはこういうことか!」と思ったのです。何が私を「幸せ」にさせたのでしょうか。

1つ目は、中国人のあたたかさと心の広さです。
ひとたび食事をともにすれば、その瞬間から人間関係がぐっと近くなりました。
ついさっき出会ったばかりなのに、お酒をついでくれ、食べ物をお皿によそってくれるのです。その勢いがすごいこと。地元蔚県の方々との宴会はお腹も心もいっぱいになるほど、楽しかったです。また一緒に宴会をしに蔚県に行きたいくらいです。

2つ目は、中国の広大な自然です。
蔚県は黄土高原の東端に位置しています。標高1,200m程ある永寧山から見た景色は忘れられません。どこまでも続くその黄色い大地と青い空は、「いつまでも見ていたい」という気持ちにさせるのです。完全に魅了されました。そういう時、「私はちっぽけだなあ…」と思います。「しようも無いことばかり考えているじゃない!」と省みさせられるのです。

さいごに3つ目は、ツアー参加者の方々との交流です。
緑の地球ネットワークのツアー参加者は、60歳以上の方が多く、また、かつて中国で働いたことのある方や、何らかの形で中国と関わっている方がほとんどです。普段の生活では、接することがないためか、ここぞとばかりにいろいろな話を聞いていただきました。
普段会わないような人々と会話し、ご飯を食べ、植樹をする。
それだけで、自分の世界がパーッと拓けていくような感じがしました。

以上の三つが私を「幸せ」にさせたのでした。
この「幸せ」を感じるためならば、また緑の地球ネットワークのツアーに参加したいと思うのです。
(白川)

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(お気に入りの写真です)


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