マイチケットは、「労働の科学」 2019年10月号に「デイーセントワークを目指す職場」として紹介されました。


「ディーセント・ワーク」と「コミュニティ・ビジネス」

 マイチケットと古くからつながりのあるAさんが、ある雑誌の連載に
マイチケットを推薦してくださったことから掲載が決まった。
「ディーセント・ワークを目指す職場」これが連載のタイトルである。
ということは、マイチケットはどうも「ディーセント」な会社らしいぞ。

ところで、「ディーセント」って、なんなの? 不勉強なことに、
マイチケットには「ディーセント」という自覚が全くなかった。
そもそも、単語を知らないのだから話しにならない。

ネットで調べてみると、国際労働機関ILOの役割として
「ディーセント・ワークの推進」という言葉が出てくる。
「ILOは、全ての人にディーセント・ワーク Decent Work for All の実現を
目指して活動を展開している」ということらしい。
「ディーセント・ワーク」の言葉の意味は「権利が保障され、十分な収入を
生み出し、適切な社会的保護が与えられる生産的な仕事」を意味している。
ひとことで言うと「働きがいのある人間らしい仕事」ということになる。

マイチケットが「働きがいのある人間らしい仕事」として雑誌に
掲載されるということは、ありがたいことである。しかし「ほんとうに、
そうなんだろうか?」という思いと、「掲載されるんだから、
この際ほんとうに、そうならなくちゃ!」という思いが交錯する。

掲載される雑誌は「労働の科学」という月刊誌。バックナンバーの表紙を
めくると最初にでてくるカラーページの全面が「ディーセント・ワークを
目指す職場」という連載であり「ディーセント・ワークを目指す職場づくりに
取り組む良好な事例」が毎号紹介されている。

ところで、マイチケットは実は「コミュニティ・ビジネス」でもある。
これも全く自覚はなかったのだが、2006年に「おおさかコミュニティ・
ビジネス・アワード」に推薦されて「大賞」を受賞した。大阪府知事、
大阪市長、大阪商工会議所会頭などが名前を連ねる立派な記念の盾を
いただいたので、「コミュニティ・ビジネス」であることは、まちがいない。

「コミュニティ・ビジネス」というのは「市民が主体となって、
地域社会の課題をビジネスの手法により解決する事業」などといわれている。
ここでいう「地域」は、そのころは「会社の所在地の周辺の地域」みたいな
意味で使われていたが、受賞理由は「世界のコミュニティ」をつなぐ
ビジネスという位置づけになっていた。最近は、世界各地の地域の人々に
根ざした旅を「コミュニティ・ベースド・ツーリズム」と呼ぶこともあるので、
当時の選考委員は時代の先を読んだ人々だったのかも知れない。

思いもよらないことに、マイチケットは「ディーセント・ワークを目指す
職場」であり「コミュニティ・ビジネス」であるということになってしまった。
時代は、私たちにそのような呼び名を与えてくれたようだ。


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